Impressions
3. Impressions(John Coltrane)
マイルズ・デイヴィスの「So What」に始まるモード手法を取り入れた1961年の作品。サビの8小節をミクソリディアン・モードにしている。公式録音での初演はアルバム『インプレッションズ』。ここではバートンがアルトを持ち、エリック・ドルフィー=トレーンのコラボレーションを彷彿とさせるアンサンブルが見物だ。ここでも田中のピアノと森山の緊密なインタープレイが場を盛り上げる。トレーンのバンドではタイナーが上げたボルテージをトレーンは更に高みに上げる構成を取るが、今回のバンドは違う。バートンに変わった途端、盟友・井上のベースはペダル・ポイントを使って、より自由な空間を提供し始める。水を得た魚のように自由なフレーズが飛び交う、温まったところで始まる井上のベース・ランニングと森山のドラムとのロック・インが気持ちいい。続くガゾーンに対しては森山が応える。稲妻のようなジョージの32分音符に対して雷鳴のようなフィル・イン。この長い嵐のようなクライマックスをドラム・ソロで締める。
